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麻生内閣誕生 組閣名簿一覧 異例の首相自ら発表

新首相に指名された自民党の麻生太郎氏は24日、首相官邸で記者会見し、麻生内閣の閣僚名簿を発表した。名簿は官房長官が発表するのが慣例となっており、首相自身が発表するのは異例。新内閣にかける麻生氏の意気込みを示したものとみられる。

 外相には中曽根弘文元文相、財務・金融担当相には中川昭一元政調会長を起用した。また、少子化担当相には小渕優子氏が抜擢(ばってき)され、戦後最年少の34歳で入閣を果たした。

発表された新閣僚の顔ぶれは次の通り。

■総務相   鳩山邦夫

■法相    森英介

■外相    中曽根弘文

■財務・金融担当相
中川昭一

■文部科学相 塩谷立

■厚生労働相 舛添要一

■農林水産相 石破茂

■経済産業相 二階俊博

■国土交通相 中山成彬

■環境相   斉藤鉄夫

■防衛相   浜田靖一

■官房長官  河村建夫

■国家公安委員長
佐藤勉

■経済財政担当相
与謝野馨

■行政改革担当相
甘利明

■消費者行政担当相
野田聖子

■少子化担当相
小渕優子

麻生新内閣 都知事は歓迎

東京都の石原慎太郎知事は24日、麻生太郎首相の就任について「個人的にもよく知っているし、非常に結構だと思う。政治家は自分の言葉でしゃべらないと。太郎さんは自分の言葉でしゃべる」と歓迎した。都庁で報道陣の質問に答えた。

 麻生氏の祖父、吉田茂元首相に触れ「とぼけるところはとぼけるのが吉田さんのすごさだったけれども、太郎さんはそういう血筋を持っているんじゃないかな」と持ち上げた。都が目指す16年夏季五輪の招致に「(クレー射撃の元五輪選手である)彼がいてくれるとずっとありがたい」と強い期待感を示した

「明るく強い国にする」麻生首相が就任後初の記者会見

麻生首相は24日夜、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、「景気への不安、国民の生活への不安、政治への不信という危機にあると厳しく受け止めている。日本を明るく強い国にすることが、私に課せられた使命だ」と決意を表明した。

 政局の最大の焦点である衆院解散・総選挙の時期については、「(2008年度補正予算案の)審議に(民主党が)応じていただけるかどうかを勘案した上で考えたい」と述べるにとどめた。

畠山被告の新供述焦点 あす控訴審初公判

秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役の判決を受けた同町粕毛、無職畠山鈴香被告(35)の控訴審初公判が25日、仙台高裁秋田支部で開かれる。事実認定や量刑をめぐり、ともに控訴した検察側、弁護側が再び激しく争う。高裁は被告人質問の実施を決めており、畠山被告の新たな供述が注目される。

 秋田地裁は3月、最大の争点となった畠山被告の長女彩香さん=当時(9つ)=への殺意を認め、米山豪憲君=当時(7つ)=殺害時の畠山被告に「完全責任能力があった」と判断。ほぼ検察側の主張通りに事実認定する一方、計画性を否定し、情状面を最大限くみ取って、極刑を回避した。

 死刑を求刑していた検察側は、厳しい遺族感情などを理由に量刑不当を訴える。畠山被告が彩香さん殺害の記憶を明確に認識できない状態で、豪憲君を殺害したという地裁の認定に対して、事実誤認を主張する。

 有期の懲役刑を求めていた弁護側は、あらためて彩香さん事件を偶発的な事故と反論し、過失致死罪の適用を求める見込み。豪憲君殺害時の責任能力についても争い、精神鑑定を再度請求する方針とみられる。

 畠山被告の公判供述は控訴審での新証拠となるため、被告人質問が焦点になりそうだ。一審で畠山被告は弁護側質問に詳細に供述する一方、矛盾を突く検察側質問には黙秘を繰り返した。検察側、弁護側が双方の主張に沿うような供述を引き出せるか、激しい応酬が予想される。

 一審判決によると、畠山被告は2006年4月9日、藤里町内の橋で、彩香さんを欄干に座らせ、押して藤琴川に落とし水死させた。同年5月17日には、自宅玄関で豪憲君を腰ひもで絞殺し、遺体を能代市内の市道脇に捨てた。

[秋田県藤里町連続児童殺害事件] 能代市の藤琴川で2006年4月、秋田県藤里町粕毛、藤里小4年畠山彩香さん=当時(9つ)=が水死体で見つかり、5月には同市の米代川沿い市道脇で同小1年米山豪憲君=当時(7つ)=の遺体が発見された。県警は6月、豪憲君の死体遺棄容疑で、彩香さんの母親の無職畠山鈴香被告(35)を逮捕し、同月、殺人容疑で再逮捕。7月、彩香さんへの殺人容疑で再逮捕した。秋田地裁は08年3月、畠山被告に無期懲役の判決を言い渡し、検察側と弁護側がともに控訴した。

クライスラー、開発中の次世代電気自動車3種を報道陣に公開

米自動車大手クライスラーは23日、開発中の次世代電気自動車3車種のプロトタイプ(試作品)を報道陣に公開した。2010年までにそのうち1車種を発売したい考えだ。

 公開したのは、「クライスラー・タウンアンドカントリー」ミニバン、「ジープ・ラングラー」SUVの電気自動車、および「ダッジ」ブランドのスポーツカーのプラグインハイブリッドのプロトタイプ。

 投資会社サーベラス[CBS.UL]の傘下で経営の建て直しを計っているクライスラーは、開発途中の電気自動車を公開することで、燃費の悪い大型車を製造する自動車メーカーとのイメージからの決別を図りたい考えだ。また、新車開発能力に限界があるとの疑いを払しょくする狙いもある。

 米国では、ゼネラル・モーターズ(GM)が2010年11月に電気自動車の「シボレー・ボルト」を発売予定。クライスラーが予定通りに2010年までに発売にこぎつけられれば、環境に優しい車部門でGMと競争できる。


 クライスラーの開発部門を率いるフランク・クレゴン氏は記者団に対し「クライスラーは一般に考えられているよりも多くの開発計画を実行中だ」と胸を張った。

 公開された3車種のうち、「ダッジ」ブランドのスポーツカーは、プラグイン・ハイブリッドという外部コンセントから電力をバッテリーに充電できるタイプのハイブリッド車で、現在ロータス・カーズと共同で開発中。停止状態からアクセルを踏んで、5秒以内に時速60マイル(時速97キロ)までの急加速が可能で、一回の充電で200マイル走行可能だ。

 クライスラーは現在、次世代電気自動車の生産計画や販売価格などを策定中。リチウムイオン電池の調達先も検討中という。
 ガソリン価格高騰を受け、市場の需要がクライスラーが得意とするトラックから燃費の良い小型車に移ったため、クライスラーの売り上げは落ち込んでいる。
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