ポルシェ パナメーラ、姿を現す…ティーザーキャンペーン
ポルシェAGは9月15日、全世界一斉に新型『パナメーラ』のティーザーキャンペーンを開始した。新型はポルシェ初の4ドアスポーツクーペ。正式デビューは2009年の予定だ。

ポルシェが公開したのは、フロントノーズの一部が見える写真のみ。その写真から判断する限り、フロントマスクは『911』のイメージに非常に近い。しかし、パナメーラのエンジンはフロントに搭載されるため、リアエンジンの911よりもフロントフードが長いのが特徴だ。

また、911の伝統であるフード左右の盛り上がりは、パナメーラでは低く抑えられているように見える。バンパーには『911ターボ』のような、横長のドライビングライトを配置。ヘッドランプの形状は911とは異なり、2種類のレンズを組み合わせたデザインになっているのも確認できる。

スペックなどの詳細は公表されていないが、エンジンはカイエンと共通で、290psの3.6リットルV6、385psの4.8リットルV8、500psの4.8リットルV8ツインターボの3種類が用意される見込み。

パナメーラはカイエンと同じライプツィヒ工場で組み立てられる。新型投入に合わせて、ポルシェは2007年4月、1億5000万ユーロ(約240億円)を投資してライプツィヒ工場を拡張しており、2009年から年間2万台を生産する計画だ。

新型はエンジンをポルシェ本社に隣接するツッフェンハウゼン工場、ボディをフォルクスワーゲンのハノーバー工場で生産。最終的にライプツィヒ工場で組み立てられる。カイエンで新規顧客を獲得したように、パナメーラも、新しいポルシェファンの獲得に貢献するだろう。