ワゴンR 全面改良スズキは2008年9月25日、主力の軽自動車「ワゴンR」を5年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。希望小売価格は、「ワゴンR」が90万8250円〜146万6850円、「ワゴンRスティングレー」が125万4750円〜167万1600円(諸経費は別)。月間計1万8000台の販売が目標。

1993年の発売から4代目にあたる新モデルでは、室内の快適性や乗降性などを向上させた。プラットフォームを全面改良して、ホイールベース(前後車軸間)を40mm延長。室内の長さは105mm長い1975mmとゆったりした空間を確保した。また、開口幅を広げたフロントドアや低いリヤステップで乗降をスムーズにした。

 燃費は、2WD・CVT車ではリッター当たり23.0km、ターボエンジン搭載の2WD・CVT車では同21.5km(ともに10・15モード燃費)と大幅に向上。新開発のサスペンションなどによって、安定性能も高め、走行時の騒音も全域で低減させたという。

 「ワゴンR」は4グレードを用意。「ワゴンRスティングレー」は3グレードで、タイヤ空気圧警報システムを標準装備し、ターボ車にはパドルシフト付き7速CVTを組み合わせた。カラーは、「ワゴンR」は日本の空をイメージした新色を、「ワゴンRスティングレー」は月光を反射して輝く金属をイメージした新色をそれぞれ追加した