「阪神タイガース私設応援団」の生みの親で「ひげの団長」として親しまれていた松林豊さん(83)=兵庫県西宮市=が9月15日に肝臓がんで亡くなっていたことが7日、分かった。関係者によると、戦後間もないころから「阪神タイガース」と記した応援旗を観客席で振り始め、30年ほど前に私設応援団の初代団長に就任。1987年に引退するまで応援の先頭に立った。阪神が優勝した85年には、松林さんらが自分たちを称して口にした「トラキチ」が流行語大賞の銀賞に選ばれた。