ネット“誘拐事件”発生…オンラインゲームキャラ奪う

 インターネットのオンラインゲームで、茨城県北茨城市の男性会社員(20)が使用していたキャラクターを“誘拐”したとして、県警は6日までに、不正アクセス禁止法違反の疑いで調理師の男(21)=神奈川県藤沢市=を水戸地検に書類送致した。

 “誘拐”の舞台となったのは、約250万人が利用している日本最大級のオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」。

 調べでは今年2月下旬、会社員のパスワードとIDを使ってゲームサイトに不正にアクセスした疑い。男は会社員が3年半かけて育てたキャラクター4つを自分のものにし、その後、消去した。キャラクターは最高レベル寸前だった。

 2人は中学時代の同級生で、同ゲーム仲間。男は「(会社員の)キャラクターがほしかった。トラブルがあったので腹いせにやった」などと供述していたという。