米国出身のグラビアアイドルで歌手のリア・ディゾン(22)が、今月10日に入籍していたことが14日、分かった。同日夜、初全国ツアーのファイナル公演を迎えた東京・渋谷O−EASTで、ステージからリア本人が明かした。お相手は20代後半のイケメン日本人スタイリストで、すでに妊娠4カ月。リアは号泣しながら「お腹の中に赤ちゃんがいます。しばらくお休みしますが、できるだけ早く復帰します」と約束した。

 ♪そばにいるだけで幸せ…。アンコールで、現在の心情を投影したようなデビュー曲「Softly」を切々と歌い上げた直後だった。

 「みんなに大事なお知らせがあります。最近結婚しました」

 リアはマイクをしっかり握りしめ、はっきりとした日本語で発表した。あまりに突然の出来事に1000人の観客からは、「エーッ!!」という悲鳴にも似たどよめきが地響きのように鳴り響いた。しかし、それもすぐに祝福の拍手に変わった。

 その温かい光景を目の当たりにすると、涙を流しながら「ファンのみんなに、一番にお知らせしたかったから」と感謝した後、「そして、お腹には赤ちゃんもいます。私も、家族も、とっても幸せでいっぱいです」と言って頭を下げた。

 おめでとうコールが巻き起こる中、最後は「しばらくお休みしますが、できるだけ早く復帰します」と引退はしないことを強調。ファンの温かい拍手には「無理しないでください」と気遣った。

 電撃的なリアの結婚報告。関係者によると、お相手は音楽アーティストを中心に担当しているスタイリスト。今年に入ってリアのCDジャケットの撮影で出会ったという。

 リアは昨年のNHK紅白歌合戦に初出場した際、リハーサルで突然泣き出すなど、言葉の通じない日本での暮らしに不安を感じていた時期でもあった。そんな心の隙間を埋めたのが、彼だった。徐々に何でも相談できる頼れる存在から恋愛関係へと進展し、リアのお腹の中には愛の結晶が誕生していた。

 現在、妊娠4カ月。今月7日にスタートした全国ツアー(4都市4公演)は、母体が安定していたことから続行した。最終日の14日も、セカンドアルバム「Communication!!!」を中心に18曲を熱唱。軽やかなステップを踏み、ギターの弾き語りにも挑戦するなど、妊娠をまったく感じさせず、2時間のステージを最後まで務め上げた。

 リアは今月10日に東京都内の区役所へ婚姻届を提出。同・新宿区のホテルヒルトン東京神殿で和装の結婚式を挙げた。15日、東京・青山ダイアモンドホールで会見し、産休に入る。

 2年前、グラビア界に突然現れた“黒船”はしばらくの間、帆を休めるが、ファンはママドルとして再び出航する日を待っている。