離婚を機に“再歌手デビュー”することが明らかになったタレント・泰葉が26日(日)、都内で行われた『上野公園音楽祭』の出演を急遽“ドタキャン”した。会場には弟で落語家の林家いっ平が急遽駆けつけて謝罪。報道陣に取り囲まれると「体調不良だった」と説明した。だが、元夫・春風亭小朝への暴言や同イベントで歌唱予定だった「蓮花」について谷村新司の事務所との認識の違いから“歌唱禁止騒動”に発展。悪い流れを断ち切ることができないまま、またも騒動を起こす形となった。

 同イベントを主催した上野観光連盟の二木会長の話によると、昨年11月に元夫・小朝と離婚した泰葉が今年3月、元々東京大空襲の鎮魂の想いを綴った「蓮花」を熱唱。イベントの途中で気を失い倒れたことから注目が集まった。その後、歌手活動再開に向け準備を進めていたなかで、今回の音楽祭での歌唱披露が決定。告知ポスターにも特別ゲスト扱いで彼女の大きな写真が掲載されていた。

 ただ、その後「蓮花」の楽曲を提供した谷村の所属事務所とのトラブルを泰葉が自身の公式ブログで告白。「歌えなくなったのでイベントには出ない」と記したが、その後義理や人情を大切にする母・海老名香葉子らの説得によりイベントで挨拶することに同意。ただ、そのブログも元夫で落語家の春風亭小朝を「金髪豚野郎」と過激に表現し閉鎖に追い込まれるなど、トラブル続きだった。

 イベント終了後、インタビューに応じたいっ平は「姉が37度の熱を出し、母から代理出席を頼まれ急遽駆けつけた。姉は今後、音楽に集中するのが一番いいと思うし、家族としてもそれを後押ししたい」とコメント。一方、二木会長も「来年はいっ平さんの林家三平襲名という大きな行事もあるし、皆が笑顔で迎えられるようにしたい。親戚を含め今の関係は、間違いなく悪い流れになっていると思うが、いろんな騒動で精神的に相当参っていることが(音楽祭欠席の)理由の1つになったと思う」とコメントした。