「101回目のプロポーズ」「高校教師」などのヒットで知られる野島伸司氏(45)が脚本を手掛ける連続ドラマ「ラブ シャッフル」(金曜後10・00)が来年1月16日にTBSでスタートする。玉木宏(28)、香里奈(24)、松田翔太(23)ら男女4組が恋人を交換するというオリジナル脚本のラブコメディー。野島版「男女7人夏物語」として話題を集めそうだ。

 今度の野島ドラマは高級マンションが舞台。まとめているつもりが騒動を起こしてしまうIT企業の課長役の玉木が、貫地谷しほり(22)演じる社長令嬢の婚約者に別れを告げられた後、マンションのエレベーターに乗り込んだところで停電が発生。香里奈、松田、谷原章介(36)の住人3人とともに閉じこめられ、復旧を待つ間に「運命の人は本当に1人だけなのか」という疑問を、恋人を交換することで試してみようということになる。

 03年1月の「高校教師」以来、6年ぶりのタッグとなる伊藤一尋プロデューサーは「楽しく見てもらった後、ちょっと自分のこととともに考えてもらえたらいいなと思う」と企画意図を説明。野島氏と伊藤氏は過去の作品と同様、会議室を飛び出し居酒屋や焼き肉店などでアイデアを出し合い、シリアスではなく、現代的で明るいタッチの男女4組計8人の恋愛や友情のドラマを描いていくことになった。1986年に明石家さんま(53)と大竹しのぶ(51)が共演したTBS「男女7人夏物語」(脚本・鎌田敏夫氏)の野島版といえそうだ。

 玉木は「オリジナル作品が少ない中、インパクトのある作品に仕上がるのではと感じています。周りの皆さんとうまく交ざり合い、等身大な姿を演じたいと思っています」と意気込む。TBS「だいすき!」から1年ぶりの連続ドラマ出演となる香里奈は「早くペースをつかんで、良い作品が作れるように楽しんで演じたい」と語った。