ファーストリテイリングは2日、国内ユニクロ事業の11月の業績を発表した。

 既存店ベースの売上高は前年同月比32・2%の大幅増となり、単月として過去最高を記録した。

 発熱素材を使った肌着「ヒートテック」やフリース、ダウンジャケットなど冬物衣料の販売が好調だった。金額は公表していない。

 百貨店やスーパーの衣料品売上高(10月時点)はいずれも10%程度の大幅マイナスと不振が続いている。

 景気低迷で消費者の節約志向が強まるなか、ユニクロは機能性やデザイン、値ごろ感などを武器に、独り勝ちの格好となっている。