省エネ+使い捨てではない「エコ暖房グッズ」が人気省エネ+使い捨てではない「エコ暖房グッズ」が人気
まだまだ厳しさを増す冬の寒さ。つけっぱなしの暖房にノドを攻撃されるだけでなく、毎月の電気代に懐を圧迫されてはいないだろうか。未曾有の不景気と言われる昨今。まずは身体に気を配らなくては温まるものも温まらない。

 そんな中、エコ暖房グッズが人気だ。不景気とエコブームの後押しを受け、いままで使い捨てだったものを何度でも繰り返し使えるようにしたグッズが増えている。

 環境と懐に配慮したエコグッズで、冬の快適生活を実現してみてはいかがだろう。

■レンジでチン!“使い捨てない”カイロ『麦カイロ「たいよう君」』

 昔ながらのシャカシャカタイプ、貼るタイプなど、さまざまな種類のカイロが発売されているが、カイロと聞くといまだに“使い捨て”のイメージが強い。

『麦カイロ「たいよう君」』(太陽製粉)は、無農薬の小麦を電子レンジであたためて、あまった布(袋)の中に入れるだけで、長時間長持ちのしっとりカイロに大変身する。何度も繰り返し使える自然派のカイロだ。

 しかも夏は冷蔵庫に入れておけば好きなときに簡易冷却が可能となる。通年型エコアイテムと言えよう。

■繰り返し使える充電式カイロ『eneloop kairo』

 先の「たいよう君」が自然派ならば、こちらはテクノロジー。三洋電機から発売されているeneloop充電池シリーズの商品『eneloop kairo』は、内蔵充電池の力で必要な時に加熱し、繰り返し温まれるのがポイントだ。

 約500回の充電が可能で、1回で7時間ほど使用できる。またON-OFFスイッチが付いており、暖房が効きすぎた電車内などではスイッチOFFに。使いたいときだけ使え、エネルギーを節約できる。

 また、2009年1月末まで開催されている「デコってカイロコンテスト」では、自身でデコレートしたeneloop kairoや、自作のeneloop kairoのデザイン案を募集している。来冬にはあなたのデザインが新製品として登場するかもしれない。

■原理は室内に干した濡れタオル?『ミスティガーデン』

『ミスティガーデン』(宮地楽器)は平らなところに置いた器に水を注ぐだけで室内の乾燥を撃退してくれるスグレモノ。

 その原理は非常に単純だ。濡れたタオルを部屋に干すのを想像してほしい。フィルターを器に入れて水を注ぐとフィルターが水を吸い上げ蒸発し、自然蒸発量の約15倍も水分を含んだ空気が送り出される。フィルターは抗菌処理されており、小さい子どもがいる家庭でも安心して使える。

 耳障りな電子音もなく価格もリーズナブル。空気が乾燥しがちな自動車などに持ち込む使い方もありそうだ。