4人の刑執行=母娘殺傷の牧野死刑囚ら−森法相下で2度目・法務省

法務省は29日、仮釈放中に北九州市で母娘ら3人を殺傷した牧野正死刑囚(58)ら4人の刑を執行したと発表した。執行は昨年10月28日以来で、森英介法相の下では2度目。これで未執行の死刑確定囚は95人になった。
 森法相は記者会見し、「身勝手に尊い人命を奪った残忍な事件。被害者、遺族にとって無念この上ない。慎重に検討を加え、執行を命令した」と述べた。
 ほかに執行されたのは、名古屋市の女性2人をドラム缶で焼殺した川村幸也(44)、野村(現姓佐藤)哲也(39)両死刑囚、長野、愛知両県で高齢者ら4人を殺害した西本正二郎死刑囚(32)。