SBモバイルとイーモバ、高速データ通信サービスでの協業を正式発表

ソフトバンクモバイルとイー・モバイルは4日、高速モバイルデータ通信サービスにおける協業を正式発表した。

 ソフトバンクモバイルがMVNO(mobile virtual network operator:仮想移動体通信事業者)として、イー・モバイルのデータ通信網を利用して提供するもので、2009年3月上旬以降より、ソフトバンクモバイルが定額制の高速モバイルデータ通信サービスとしてサービスを開始する。

 ソフトバンクグループとイー・アクセスグループはこれまで、2007年にオープンワイヤレスネットワーク株式会社(OpenWin)を共同設立するなどして協調しており、高速モバイルデータサービスと親和性の高い、固定のブロードバンドデータサービスであるADSLにおいて、合わせてシェア60%を上回る広範な顧客基盤を持つ。両社は、「イー・モバイルの優れた通信網と、ソフトバンクモバイルの強力な販売力を併せ持つ、Win-Winの協業関係から生まれたものと言える」としており、今後も各種協力体制を維持すると見られる。なおサービスの詳細は、決まり次第ソフトバンクモバイルから公表される予定だ。