死刑の3人の確定犯罪事実要旨

法務省が28日に死刑を執行した3人の確定犯罪事実要旨は次の通り。かっこ内は確定罪名。

陳徳通死刑囚

川崎6人殺傷事件 陳徳通 川崎市川崎区のマンションで同居していた中国人に暴行され、復讐を計画。1999年5月、ほかの中国人と共謀し、マンションにいた中国人男女6人の手足を粘着テープで縛って現金約5万3千円などを奪い、1人にけがをさせた。さらに陳死刑囚だけで5人の胸や背中などをナイフで刺し3人を殺害、2人に重傷を負わせた。(強盗殺人、強盗殺人未遂、強盗致傷)

山地悠紀夫死刑囚

大阪姉妹殺人事件 山地悠紀夫 2005年11月、大阪市浪速区のマンションに侵入。帰宅した女性=当時(27)=と、遅れて部屋に戻ってきた妹=同(19)=の顔や胸などをナイフで刺して殺害、現金5千円などを奪った。さらに証拠を隠すため、室内に放火した。(強盗殺人、放火など)

前上博死刑囚

自殺サイト殺人事件 前上博 人が息を詰まらせ苦しむ姿に興奮する性癖を持ち05年5月、自殺サイトに投稿した男子中学生=当時(14)=を「一緒に練炭自殺しよう」と誘い出し、大阪府和泉市の山中で鼻と口をふさいで窒息死させた。2月に無職女性=同(25)、6月に男子大学生=同(21)=を同様に殺害、遺体を捨てた。(殺人、死体遺棄、未成年者誘拐、脅迫)