国会論戦控え「安全運転」=首相年頭会見

20100104-00000013-jijp-pol-view-000鳩山由紀夫首相は4日の年頭記者会見で、米軍普天間飛行場移設問題など当面する重要課題に関し、慎重に言葉を選ぶ「安全運転」に終始した。2010年度予算案など重要課題山積の通常国会での論戦を前に、踏み込んだ発言をするのは得策ではないとの判断からとみられる。
 首相は普天間問題について、沖縄県民だけでなく、米側の理解も得ながら議論を進めたいと強調した。両者は同県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設するとした現行計画の是非をめぐって主張が相反するが、双方への配慮を示すことで中立の立場を印象付ける狙いがあるようだ。
 また、参院選の目標議席に関しては「参院選のことを話すタイミングではない」と言及を避けた。子ども手当関連法案や政治主導確立法案など重要法案の扱いについても、与党との調整を重視する考えを示すにとどめた。
 就任から110日余り。慎重発言の背景には、自身や関係閣僚の発言が迷走し、指導力の欠如を印象付けたことが、内閣支持率の低下を招いたとの意識があるのは間違いない。