11月の再起戦を前に…長谷川の母、死去

20101025-00000032-spn-000-1-view前WBC世界バンタム級王者長谷川穂積(29=真正)の母・裕美子さんが、24日午前8時、がんのため兵庫県内の病院で亡くなった。55歳だった。

 裕美子さんは長谷川が3度目の防衛に成功した06年11月に大腸がんと卵巣がんを手術。09年2月からは肺がんの粒子線治療を受けるなど闘病生活を続けていた。それでも今年4月の11度目の防衛戦は会場で応援。4回TKO負けとなったが「まだまだこれからですから」と気丈に話していた。

 家族思いの長谷川は、度重なる入院費や最先端医療で保険が適用されない粒子線治療などの費用を負担。8度目の防衛戦後には「父親も母親もいろいろ不安を抱えている。しっかりいい形で勝って安心させたかった」と話していた。母親の死を受け、この日の自身のブログでは「またすぐ復活するんで、少しだけおかんのために時間をささげたい」と思いをつづった。来月26日には再起戦のWBC世界フェザー級タイトル戦が控える。この日、西岡の世界戦を観戦に訪れた真正ジムの山下会長は「いきますよ」と長谷川の気持ちを代弁していた。

 なお通夜は25日午後6時、葬儀・告別式は26日午前11時からいずれも兵庫県西脇市寺内519、やすらぎ苑=(電)0795(22)3644=で。喪主は夫大二郎(だいじろう)氏。