アサヒビール、缶入りカクテルを自主回収

アサヒビールは3日、先月9日に発売した缶入りカクテル「アサヒショコラカクテル」を自主回収すると発表した。缶のふたの一部が破損し、中身が漏れる可能性があるため。回収対象は発売から今月2日までの出荷分計67万本。

 消費者から先月9日に「中身が漏れている」との指摘を電話で受け、缶の不具合が判明した。同社が製造委託先のジャパンフーズ社(千葉県長柄町)に確認したところ、当初は「缶の漏れは偶発的な事例」という報告を受けた。しかし、同24日にも別の消費者から中身の漏れを指摘され、再調査したところ、製造過程で缶のふたの締め具合が不完全だったことが分かったという。

 同社は対象商品を着払いで回収し、後日、商品代金を発送して対応する。また、回収対象と同じシリーズの缶入りカクテル「アサヒキャラメルマキアートカクテル」については、製造元が異なるため、販売は続ける。