球団買収「まだ早い」=サイバーエージェント社長

一部スポーツ紙で、ヤクルトが球団譲渡を検討していると報じられ、売却先に挙げられたインターネット広告会社サイバーエージェントの藤田晋社長は4日、「新聞で初めて知った。ヤクルト側からの打診は全くないし、接触したこともない。事実無根」と否定した。

 同社長は東京都内で取材に応じ、「(球団経営を)考えたことはあるが、本格的に検討したことはない」と強調。今後については「ソフトバンクや楽天が大成功を収め、うらやましいと思っている。可能性があれば検討したい」と関心を示したが、「うちの営業利益は100億円くらい。せめて200、300億円はないと厳しい。悔しいが、まだ早い」と語った。

 ヤクルトも、堀澄也オーナーが「来年もヤクルト球団として優勝を目指し、本社全面協力で頑張る」との談話を出した。