ウィキリークス創設者、UFO関連公電の公開を示唆

英紙ガーディアンのウェブ版は3日、民間告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジュ氏(39)に対して読者から寄せられた質問とアサンジュ氏の回答を掲載した。

母国オーストラリアに帰国したい気持ちはあるかとの質問に対し、アサンジュ氏は、母国を大変恋しく思うが、オーストラリアのジュリア・ギラード首相とロバート・マクレランド司法長官がアサンジュ氏の帰国は不可能である旨を明言しており、また米国政府が自分たちに行っている攻撃を積極的に支援すると発言していると答えた。

また、ウィキリークスの動向はしばしばアサンジュ氏を主語として報じられるが、アサンジュ氏が前面に出ることで多くの情報提供者たちの勇気ある行動や尽力がおとしめられるのではないかとの意見も寄せられた。これに対して、最終的には責任は誰かに帰着すると述べたうえで、自身は「避雷針になっている」と説明した。

UFOや地球外生命体に関する文書を受け取ったことがあるかとの質問にも答えた。アサンジュ氏は、UFOに関するメールを多数受け取っていることを明らかにしたうえで、公開のルールとして(1)文書は通報者以外が作成したものであること、(2)オリジナルであることの2点が要件であると応じた。しかし、今後公開される予定の文書の中にUFOに関する記述が含まれていることは注目に値すると付け加えた。

集めた情報は分散して保存してあるのかとの問いに対しては、米国などから集めた膨大な情報は10万人以上が暗号化された形で保存しており、不測の事態が起きれば主要部分は自動的に公開されると回答。さらに、アーカイブは複数の報道機関が管理しているとも語った。