米IBMの第4四半期利益は予想上回る、サービス契約が増加
米IBM<IBM.N>が発表した2010年第4・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。サービス契約が増加し、世界的に企業がハイテク投資を拡大する自信を持ったと期待させる結果となった。18日の通常取引終了後の時間外取引でIBM株は2.4%上昇した。第4・四半期の純利益は53億ドル、1株4.18ドル。前年同期は48億ドル、1株3.59ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリストの平均予想は1株4.08ドルだった。
IBMは2011年の1株利益を「少なくとも12.56ドル」と、2010年の11.52ドルを上回る予測を示した。2015年までに1株利益を20ドル前後にするとの目標も再表明した。
アウトソーシング(業務の外部委託)、その他IT(情報技術)関連プロジェクトから見込まれる収入の先行指標となるサービス契約は18%増加し221億ドル相当となった。
アネックス・リサーチのアナリスト、Bob Djurdjevic氏は「ITセクター向け投資拡大を示唆するもの」と指摘した。
収入は272億ドルから290億ドルに増加し、市場予想の283億ドルを上回った。