犯行時少年の3被告、死刑確定へ 連続リンチ殺人事件で 最高裁

大阪、愛知、岐阜の3府県で平成6年、11日間に男性4人が殺害された連続リンチ殺人事件の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は10日、強盗殺人罪などに問われた犯行当時18〜19歳だった3被告側の上告を棄却した。1人を死刑、2人を無期懲役とした1審判決を破棄、全員に死刑を言い渡した2審名古屋高裁判決が確定する。

 少年事件で複数の被告の死刑が同時に確定するのは、最高裁が把握している限り初めて。少年事件での死刑確定としては、千葉県市川市で平成4年に起きた一家4人殺害事件で確定した、犯行当時19歳だった少年以来となる。