恐喝 募金活動帰りの高校生から現金 京都・2少年を逮捕
東日本大震災の義援金を集めていた高校生から現金を脅し取ったとして、京都府警堀川署は7日、住所不定の建設作業員(17)と京都市右京区の塗装工(17)の少年2人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。同署によると、作業員は容疑を認め、塗装工は「やったのは作業員で自分は脅していない」と否認している。容疑は共謀して先月22日午後9時ごろ、京都市中京区の路上で、JR二条駅前での募金活動から帰宅する府立朱雀高の男子生徒3人(いずれも18歳)に「集めた金どこや」「殴られたくなかったら出せや」と迫り、2万6000円を脅し取ったとされる。募金箱(約15万円在中)は他の生徒が持ち帰っており、3人は所持金を出したという。
同署によると、容疑者の少年2人はあらかじめ、募金活動中に終了時刻を尋ねていた。
朱雀高では今春の卒業生約30人が募金活動に取り組み、先月15〜25日に約380万円を集めたという。