受刑者の外出時にGPS装着、法務省令改正へ

法務省は11日、刑務所に収容されている受刑者について、家族との面会や就職面接などの理由で外出を認める際、全地球測位システム(GPS)の装着を条件にできるよう、法務省令を改正する方針を決めた。

 逃走の危険を減らすことで、結果的に受刑者の外出の機会を増やし、出所後のスムーズな更生の実現を目指す。改正省令は来月から施行される。省令では、受刑者本人の同意を前提としたうえで、受刑者が外出する際、GPSを携帯、装着させることを可能にする。