線路に転落、上がる途中に電車が…全盲男性死亡

26日午後11時10分頃、東京都町田市の東急田園都市線つくし野駅で、横浜市青葉区、会社員小田切哲さん(50)が、ホームから線路に転落し、中央林間発渋谷行き電車(10両編成)とホームの間に挟まれ、死亡した。

 小田切さんは線路に落下後、ホームにはい上がろうとしていたところ、電車が入ってきたという。

 警視庁町田署によると、小田切さんは約30年前から視野が狭くなる病気で視力が低下し、先月には全盲になっていた。この日は、東京・新宿で開かれた知人の送別会でビールなどを飲んで帰宅途中だったという。自宅近くの別の駅まで迎えに来た妻に、携帯電話で「つくし野…」と伝えたところで、電話が切れたという。事故当時、ホームにはほとんど人がいなかったという。