2歳児餓死、両親を逮捕=保護責任者遺棄致死容疑―千葉県警

千葉県柏市で5月、2歳10カ月の男児が餓死した問題で、県警は9日、十分な食事を与えず死なせたなどとして、保護責任者遺棄致死容疑で父親の無職小坂雄造(39)=同県柏市豊四季=と母親のアルバイト、里美(27)=同=両容疑者を逮捕した。県警によると、小坂容疑者は「何もしていなかった訳ではない」と容疑を否認、里美容疑者は認めている。
 逮捕容疑は、長男蒼志ちゃんに十分な食事を与えなかった上、体調不良になっても病院へ連れて行かず5月26日に餓死させた疑い。
 県警によると、同日未明に里美容疑者から「子どもの具合が悪い」と119番があり、蒼志ちゃんは病院へ運ばれたが間もなく死亡。体重は同年代の男児の平均13キロに対し、5.8キロだった。