玉村豊男さん経営のワイナリーで集団食中毒

長野県は30日、エッセイストで画家の玉村豊男さん(65)が経営する同県東御市の飲食店「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」で食事をした男女7人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴える集団食中毒が発生したと発表した。

 上田保健所は同店を同日から9月1日まで営業停止処分とした。

 県食品・生活衛生課などによると、患者は同店で25日にランチを食べた36人のうち20〜70歳代の7人で、男女2人が入院した。いずれも快方に向かっている。

 同保健所などが患者6人と調理従事者4人の便などを調べたところ、患者6人、調理従事者2人から黄色ブドウ球菌が検出された。同店は29日から9月2日まで自主休業しているという。

 玉村さんは「飲食店として絶対にあってはならないことで申し訳ない。保健所の助言を聞き、再発防止に努めたい」と話している。