やらせメール 報告書の再提出に応じる姿勢…九電会長

九州電力の松尾新吾会長は15日、枝野幸男経済産業相が同社の「やらせメール」問題に関する最終報告書を「理解不能だ」と批判し、報告書の再提出を求める意向を示唆したことについて、「監督官庁の指示に従わない組織はない」と話し、求めがあれば再提出に応じる姿勢を示した。

松尾会長は一方で、「(再提出などは)直接聞いてからにしたい」と述べ、枝野氏や同省の意向を確認したい考えだ。

 枝野氏は14日、やらせメール問題を調査した九電の第三者委員会が認定した、古川康・佐賀県知事の関与について言及せずに同社が最終報告書をまとめたことについて「つまみ食い」と批判。眞部利應(まなべ・としお)社長の続投にも「それ以前の問題」と不快感を表明していた。