韓国大統領、贈与税逃れ?長男名義で土地購入

韓国の李明博(イミョンバク)大統領が引退後の住まい用に購入した土地について、長男名義で購入した点が贈与税逃れの疑いがあると野党が糾弾。

 政治問題化を避けたい大統領は17日、購入計画を事実上白紙撤回すると表明した。

 韓国メディアの報道によると、問題となっているソウル市江南区の約850平方メートルの土地は、大統領の30歳代の長男が今年5月、農協と親戚から借りた計約11億2000万ウォン(約7400万円)で購入した。大統領室は「大統領名義で買えば周囲の地価が上がり、安全上も問題がある」と説明したが、野党側は「長男名義で私邸を建て、いずれは長男に譲るというのであれば不当な贈与に当たる」と攻撃を始めた。