カダフィ氏次男、国際刑事裁判所に投降の意向=国民評議会

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リビアを暫定統治する国民評議会(NTC)の軍司令官は26日、元最高指導者カダフィ大佐の次男、セイフイスラム氏(39)が国際刑事裁判所(ICC)への投降を申し出ていると明らかにした。

リビアでのデモ弾圧をめぐる「人道に対する罪」でICCから指名手配されているセイフイスラム氏は、カダフィ大佐が20日に中部シルト近郊で死亡した後も逃走を続けており、大佐の息子の中で行方が明らかになっていない唯一の人物。

 同氏はともに指名手配されている元情報機関トップのセヌーシ氏や親族らと行動をともにしているとみられ、NTC軍司令官は「彼らはハーグ(ICC)へ投降する方策を提案している」と語った。

 これについて、ICCの広報担当は、いかなる協議も確認していないと語った。