与野党協議、来週呼び掛け=「消費税解散」否定せず―首相年頭会見

首相は、消費増税法案が成立しない場合に衆院解散に踏み切る可能性を問われたのに対し、「(野党と)合意を得られるか、法案提出できるか、法案が通るかどうか、いろいろハードルがある」と述べ、否定しなかった。また、衆院選の1票の格差に関して「(衆院の)解散権とは結び付かない」と語り、是正前でも解散権は拘束されないと指摘した。
一方で首相は、英国の元首相チャーチルの言葉「ネバー、ネバー、ネバー、ネバーギブアップ」を紹介して「大義のあることを、諦めないでしっかり伝えていくなら局面は変わると確信している」と述べ、一体改革の意義を粘り強く訴える決意を示した。
首相は、一体改革と並行して与野党協議を進めるとしている郵政改革、国会議員定数削減、公務員給与削減について「通常国会のなるべく早い時期に(合意を)実現したい」と表明。通常国会の召集日を「来週中には決めたい」とも語った。