ウオッカ輩出の名門、カントリー牧場が解散

タニノハローモア、タニノムーティエ、タニノギムレット、ウオッカでダービー4勝を挙げるなど、多くの名馬を生産してきた名門・カントリー牧場(北海道日高郡新ひだか町)が売却され、3月中にも解散することが明らかになった。

同牧場代表でオーナーブリーダーの谷水雄三氏が9日、栗東トレセンで会見を行った。ウオッカの母タニノシスターなど繁殖牝馬15頭と、明け1歳以降の所有馬も売却されるが、明け2歳馬やウオッカとその産駒は継続して所有する。谷水氏は「健康上の問題です。牧場の経営をするには年を取り過ぎました。ウオッカの引退、一昨年の菊花賞制覇でG1を15勝した実績をある意味の区切りとし、撤退することにしました」と語った。