小沢代表公判 控訴審第1回は9月26日

資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)=1審無罪=の控訴審第1回公判が9月26日午前10時半から開かれることが24日、東京高裁(小川正持裁判長)と検察官役の指定弁護士、弁護側の3者協議で決まった。

 小沢代表への被告人質問は弁護側の同意が得られず行われない見通しで、衆院議員の石川知裕被告(39)=1審有罪、控訴中=ら元秘書3人の証人尋問も実施されない。刑事訴訟法上、被告に控訴審の出廷義務はないが、関係者によると小沢代表は出廷する意向という。

 新証拠については、指定弁護士が東京地検特捜部作成の小沢代表の供述調書や、事務所の会計帳簿など10点近くを請求する予定。

 また、石川議員ら元秘書の控訴審は、第1回公判が11月14日に東京高裁の別の部であり、来年1月28日までに計4回開かれる。