転落死した男性の弟「俺も殺される」 昨年から行方不明

20121024-00000024-asahi-000-1-view兵庫県尼崎市の連続変死事件で、沖縄県で転落死した尼崎市の男性(当時51)の弟(54)が「俺も殺されるかもしれない」と知人に打ち明けていたことがわかった。弟は昨年から行方不明になり、岡山県の海に遺棄された疑いが出ている。

 転落死した男性は、昨年の死体遺棄事件で起訴された角田(すみだ)美代子被告(64)の義妹角田三枝子被告(59)=窃盗罪で起訴=の夫にあたる。夫は2005年7月に沖縄県恩納村の崖から転落して死亡。夫には約9千万円の生命保険がかけられ、死亡後に約3千万円の住宅ローンを完済、約6千万円が三枝子被告に支払われたとされる。

 夫の弟は当時、東京都内に住んでいた。知人によると「兄が死んだから大阪に帰る。もしかしたら俺も殺されるかもしれない」と打ち明けたという。知人がいぶかしむと、「どうしてもけじめをつけないといけないことがある」と話し、東京を去ったという。
尼崎事件 角田美代子