美代子被告「何とかせえ」 親族らに遺体の遺棄指示か

20121105-00000004-asahi-000-1-view兵庫県尼崎市の連続変死事件で、ドラム缶詰めの遺体となって見つかった橋本次郎さん(54)が昨年7月に衰弱死した際、同居していた角田(すみだ)美代子被告(64)が「何とかせえ」とほかの親族らに指示した疑いのあることがわかった。捜査関係者が明らかにした。県警は美代子被告が死体遺棄の指示役だったとみて調べている。

 橋本さんは美代子被告の義妹の夫の弟にあたる。遺体は先月、岡山県備前市の日生(ひなせ)港から引き揚げられたドラム缶の中から見つかった。一連の事件で5人目の被害者とみられている。

 橋本さんは尼崎市の美代子被告宅に同居していたが、昨年7月下旬、被告の親族らから繰り返し暴行を受け、バルコニーの物置に1週間ほど閉じ込められた末、食事や水を与えられずに衰弱死した疑いがある。

 捜査関係者によると、橋本さんが死亡した際、美代子被告が「何とかせえ。こんなことになってどないするんや」と同居の親族らに迫った疑いのあることが、親族らの証言で明らかになったという。遺体は近くの貸倉庫でドラム缶の中にコンクリート詰めにされ、昨年11月に岡山県の海に遺棄されたという。
尼崎事件 角田美代子