尼崎連続変死 「高松で88歳遺棄」親族が供述、1日捜索

20121201-00000005-mai-000-3-view兵庫県尼崎市の連続変死事件で、角田(すみだ)美代子被告の遠戚にあたる尼崎市の無職、皆吉(みなよし)ノリさん(88)が暴行、監禁されて衰弱死した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かった。美代子被告の親族が皆吉さんの遺体を高松市内に埋めたと供述しており、県警尼崎東署捜査本部は1日、皆吉さんに対する殺人容疑で高松市の民家近くの農機具小屋を家宅捜索する。

捜査関係者によると、皆吉さんは、美代子被告の息子と結婚した瑠衣被告の祖母。自宅の尼崎市の民家からは今年10月、瑠衣被告の姉の仲島茉莉子(まりこ)さん(遺体発見時29歳)ら3人の遺体が見つかった。

 皆吉さんは美代子被告らとトラブルになり、03年ごろから、自宅、兵庫県伊丹市の文化住宅、高松市の民家などを転々とさせられ、その後、尼崎市内で死亡したという。遺体は、李正則被告らが車で高松市内に運んだとされる。

 美代子被告とともに死体遺棄罪で起訴された親族数人が「皆吉さんは03年ごろに暴行、監禁されて衰弱死した」「皆吉さんの遺体を高松市の民家近くの農機具小屋に埋めた」などと供述している。

 高松市の民家に住んでいた、皆吉さんの長女一家も李被告の受け入れを巡り、美代子被告らとトラブルになった。一家の娘は、瑠衣被告と茉莉子さんで、美代子被告らに離散に追い込まれたとされる。

 皆吉さんの自宅で見つかった3人のほか、岡山県の海には橋本次郎さん(当時53歳)の遺体が遺棄されていた。今回の捜索で遺体が発見されれば、昨年11月のドラム缶詰め遺体事件の大江和子さん(当時66歳)を含め、一連の事件で6人目となる。
尼崎事件 角田美代子