半沢直樹 悪役も倍に!堺のアイデアで敵役変更

20130823-00000017-mantan-000-1-view俳優の堺雅人さんが型破りの銀行マン役で主演を務め、右肩上がりの高視聴率を連発しているドラマ「半沢直樹」(TBS系)で、主人公・半沢の父親の敵役が原作から変更されており、その理由は「もっと強い悪を」という堺さんのアイデアだったことがわかった。舞台を大阪から東京に移した“東京編”が25日からスタートするが、原作では同じ銀行の部長代理だった敵役は、俳優の香川照之さん演じる常務が負い、最悪・最大の敵として立ちはだかることになる。

ドラマは、小説「下町ロケット」で直木賞を受賞した作家の池井戸潤さんの人気小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作。バブル期に東京中央銀行に入行した半沢が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いている。

敵役は半沢の父親を自殺に追い込む原因となった銀行員で、ドラマでは第5話の最後の回想シーンで、東京中央銀行の出世頭で最年少常務の大和田暁の顔が映し出される形で明かされた。同ドラマの伊與田英徳(いよだ・ひでのり)プロデューサーによると、大和田が敵役となった経緯について、「堺さんサイドから出てきたアイデアだった」という。

伊與田プロデューサーは、堺さんと半沢のキャラクター作りについて何度も相談を重ね、堺さんは役を演じきるために、なぜ半沢がそこまで悪を憎むのか、悪に立ち向かうのかという理由を明確にしたいとアイデアのひとつとして「もっと強い悪が必要だ」と提案したという。「そういう設定が一つあると、半沢という役の軸足が固まるかもしれない。“絶対的主役”として、堺さんが半沢直樹を演じきるために、大和田は“父親の敵”になった」と伊與田プロデューサーは語り「大和田という役も、香川さんがさらに理詰めでバチッと決める鋭い悪役を演じてくれている。半沢との対決は見応え十分です」と自信を見せている。

また現場での堺さんについて、伊與田プロデューサーはいつもは物腰の柔らかい、笑顔のイメージの堺さんが「半沢直樹という役を演じきっている」といい、「堺さんを半沢さんと呼びたいくらい。キッとにらまれると、何か悪いことをした? 怒られるんじゃないかと思う」というほど役にのめり込んでいるという。撮影では、リハーサルが長いのが特徴的だといい、「リハ−サルで監督が役者を信じて芝居の部分をしっかりとやって、役者の方々が芝居を作り込む。だから本番を撮り始めると早いんです」と現場の様子を語っている。

ドラマはTBS系で毎週日曜午後9時に放送。第6話は25日に25分拡大で放送される。