同僚女性の靴に毒物、男に懲役10年求刑

毒物のフッ化水素酸を勤めていた会社の同僚女性の靴に塗り、足に重傷を負わせたとして傷害罪に問われた山梨県山中湖村、無職深沢辰次郎被告(41)の公判が27日、静岡地裁沼津支部(宮本孝文裁判長)であった。

 検察側は論告で「被害者が死亡する危険性もあり、陰湿かつ残忍な犯行」として懲役10年を求刑した。弁護側は「真摯(しんし)に反省しており、実父が今後の監督を誓約している」として執行猶予付き判決を求めて、結審した。判決は9月20日。