三重の少女殺害 「犯人が逮捕されなければ眠れない」不安な日々送る近隣住民

朝日町の空き地で四日市市の朝明中3年、寺輪博美さん(15)が殺害された強盗殺人、死体遺棄事件。寺輪さんが発見された空き地へは県警が現場を保存するため立ち入り禁止のテープが張られ、近所の住民らは解決を望みながら不安な日を過ごしている。

 寺輪さんは8月25日夜、友人と四日市市の花火大会を楽しんだあとJR朝日駅からの帰途に被害にあったとみられる。遺体が29日に発見されたのは、県道から曲がった道路を約10メートル入った空き地。事件発覚当初の県道の一部を含め広範囲に通行禁止にしていたものものしい態勢からは緩やかになったが、住民らの緊張は解けていない。

 同年代の女子中学生を持つ近くの主婦は「犯人が逮捕されなければ、眠れない。暗くなってからの外出は戒めている」。寺輪さんが通っていた朝明中は2日に始業式を予定しているが、近所のお年寄りの女性は「2学期にがんばろうとしていたこともあったのだろうと思うと、本当にかわいそう」と話していた。また、幼児を抱いて散歩中の近くの会社員の男性(31)は「道が暗いため夜間は控えている。昼間でも不気味な感じがしていた場所。まだ犯人が捕まっていないので、不安です」と表情を曇らせた。

 四日市北署捜査本部は、寺輪さんが25日深夜に殺害されたとみて捜査。これまで、現場から複数の足跡や、遺留品の寺輪さんの財布などから指紋を採取し、分析を急いでいる。