「百条委」設置を検討=資金受領で猪瀬知事追及―都議会
東京都議会は17日、猪瀬直樹知事が医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受領した問題をめぐり、地方自治法に基づき強制力を持って調査できる「百条委員会」の設置を検討することを決めた。20日に臨時の本会議を開いて百条委設置を決め、24日に同委を開催する案が浮上している。都議会は定例会が13日に閉会した後も、猪瀬知事に出席を求め、16、17両日に総務委員会の閉会中審査を行い、資金受領問題について追及した。しかし、知事が答弁を二転三転させる場面が目立ったため、同委の伊藤興一委員長(公明)は「総務委では限界がある。百条委員会も視野に新たな対応を考えざるを得ない」と述べ、同委での審議打ち切りを宣言した。