「原油安で日本経済には7兆円プラス」 甘利再生相が内閣府試算を明かす

甘利明経済再生担当相は9日の閣議後会見で、原油安が進んでいることについて、「原油価格がピーク時(1バレル=約100ドル)から3割下がると4兆円程度国内経済にプラスで、現在は5割以上下がっているので7兆円ぐらいのプラスになる」との内閣府の試算を明らかにした。

 産油国経済への影響が世界経済のリスクとなりつつあることについては、「日本経済にはプラスだが、産油国の国の運営に差し障るほど下がれば深刻な問題」とも指摘。エネルギー価格については、「乱高下しないで安定的に推移することが大事だ」と強調した。