【イスラム国殺害脅迫】外務省、トルコ南部での「取材自粛」を要請 「イスラム国」が「日本人記者集結」情報を把握か

外務省は30日、シリア国境に近いトルコ南部で取材活動している報道各社の記者らに対し「不測の事態に巻き込まれる可能性が高く、非常に危険」として、滞在を控えるよう求める注意喚起を出した。

 事実上の取材自粛要請といえる。

 同省によると、日本人記者らがトルコ南部に集結しているとの情報をイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の関係者が把握し、拘束や危害を及ぼすおそれがあるとしている。インターネット上に、日本人記者個人を特定できる顔写真も出回っている。

 イスラム国が29日、後藤健二さんとサジダ・リシャウィ死刑囚との人質交換の場所を「トルコ国境」と指定したことから、報道各社はトルコ南部のアクチャカレなどに記者を派遣している。