委任状争奪、もし負けても「復帰めざす」 大塚家具会長

大塚家具の大塚勝久会長(71)は21日、長女の久美子社長(47)と互いの退任を求めている株主総会での委任状争奪戦について、「負けるとは思っていないが、1度や2度で終わる気はない」と話した。今回の結果にかかわらず、社長復帰をめざすという。

 朝日新聞のインタビューに答えた。株主総会は27日。勝久氏は、久美子氏によって社長職の兼任を1月に解かれ、取締役からの退任も求められているが、「私が邪魔な理由は何かありますか。経営も失敗していない」と主張した。「久美子は何でも私に反対。今も反抗期だ」とも話した。

 また、来店客に名前と住所を書いてもらい接客する「会員制」を、久美子氏が「抵抗を感じる客が多い」と指摘していることには「会員制はすでに緩めている。私を批判するためのこじつけだ」と反論した。