少女殺害を認める供述 千葉、監禁容疑の20歳

千葉県船橋市の野口愛永(まなえ)さん(18)が行方不明になった事件で、野口さんへの監禁容疑で逮捕された4人のうち、住所不定、無職中野翔太容疑者(20)が野口さん殺害への関与を認める供述を始めたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、中野容疑者は23日に県警に出頭。野口さんについて、調べに対して「成田空港の近くに埋めた」と供述。県警はこの供述に基づいて24日、同県芝山町の畑で女性の遺体を発見した。さらに中野容疑者は、野口さんへの殺害行為についても関与を認める話をしたという。

 遺体は深さ約1・5メートルの土中で足を曲げ、仰向けで見つかった。服は着ていたが、顔には何かが巻かれていたという。

 監禁事件では、中野容疑者のほか、鉄筋工の少年(16)=東京都葛飾区=とアルバイトの少女(18)=船橋市=、住所不定、無職の井出裕輝容疑者(20)の3人も逮捕されている。19日午後10時半ごろ、千葉市中央区の路上で、友人と歩いていた野口さんを乗用車の後部座席に乗せて約3時間、車内に監禁した疑いがもたれている。