ローソンが東京メトロと提携、駅売店を小型コンビニに

ローソンが東京メトロ(東京都台東区)と提携し、地下鉄の駅売店を小型のコンビニエンスストアとして展開していくことが27日、わかった。9月をめどに1号店を出店し、3年間で50店舗まで増やす計画だ。ローソンは駅売店では、大手3社の中で出遅れてきたが、東京メトロとの提携で、巻き返しを図る。

今回、東京メトロの物販子会社メトロコマース(東京都台東区)とローソンがフランチャイズチェーン(FC)契約を結び、メトロコマースの駅売店「メトロス」をローソンに切り替えていく方式とする。メトロスは現在140店舗あり、このうち50店舗をローソンに切り替え、残りについても転換を検討する。

駅売店のコンビニ陣取り合戦では都営地下鉄や西武、近鉄などと提携しているファミリーマートが約470店舗で先行。セブンーイレブン・ジャパンは、京急やJR西日本などと組み、140店舗となっている。

ローソンは東急電鉄などと組み60店舗にとどまっている。今回、東京都内に集中し、乗降客の多い東京メトロでの出店を強化することで、追撃を進める考えだ。