大塚家具、委任状争奪戦響き11億円の赤字 1〜3月期

大塚家具が1日発表した2015年1〜3月期の営業損益は11億円の赤字(前年は6億円の黒字)だった。四半期としては開示を始めた04年以降で最悪。売上高は前年比22・9%減の122億円、純損益は7億円の赤字(前年は4億円の黒字)だった。

 3月下旬にあった株主総会に向け、会長だった創業者と長女の大塚久美子社長が、互いの退任を求めて委任状争奪戦を繰り広げた影響が出た。

 4月の売上高は前年同月比17・5%減で、減少幅は3月の37・8%より縮んだ。4月18日から5月10日まで「おわびセール」を催している。