仏軍の性暴力、放置か=中央アフリカで子供犠牲、調査へ―国連

政情不安が続く中央アフリカで、治安回復のために派遣されたフランス軍が現地の複数の子供に性的暴力を働いた疑いが持たれていることに関し、国連が問題を把握していたにもかかわらず対応を怠った可能性があるとして、潘基文事務総長は3日、外部チームによる独立した調査を行うと発表した。
 数日内に調査の責任者が発表される。中央アフリカに展開していた仏兵が2013年12月〜14年6月、避難民施設で複数の子供に対し、食料を与える見返りに性行為を強要した疑いがあり、仏当局は兵士14人を捜査している。
 中央アフリカには国連の平和維持活動(PKO)部隊も派遣されており、国連に性暴力に関する報告が上がっていたにもかかわらず、適切に対処しなかった疑いが強まっている。