宮沢りえ・藤木直人・蜷川幸雄「海辺のカフカ」ニューヨークで上演!

米ニューヨークのリンカーン・センターが開催する「リンカーン・センター・フェスティバル」の一環として、蜷川幸雄演出の舞台「海辺のカフカ」が現地時間7月23日から26日までデヴィッド・H・コーク・シアターで4日間上演されることが、リンカーン・センターの公式サイトによって明らかになった。

作家・村上春樹の同名小説を舞台化した同作。2012年に初演され、2014年には新キャストで再上演した。また、蜷川の生誕80周年を記念してニューヨークを含めた世界5都市でワールドツアーを行うことになっている。

東京の中野に住む中学生の田村カフカは、父親にかけられた呪いを逃れるために家出を決意。深夜バスで高松の私立図書館を訪れ、その図書館の司書・大島や幼い頃に家を出た母と思われる女性・佐伯と出会う物語と、猫と会話ができる老人・ナカタさんがトラック運転手の星野と共に四国に向かうという物語が交錯する。

映画『偶然の旅行者』を執筆し、舞台「怒りの葡萄」でトニー賞を受賞したフランク・ギャラティが脚色を担当。佐伯役を宮沢りえ、大島役を藤木直人、カフカ役を古畑新之が演じている。日本語で上演し、英語の字幕スーパーが施される予定だ。