小6女児監禁事件、現場で何度も青い車目撃 下見か

奈良県香芝市で小学6年の女の子が行方不明になり、無事保護された事件で、逮捕された男の乗っていた車と同じ青色のミニバンが、女の子が行方不明となった駐車場で、事件前に何度も目撃されていたことがわかりました。警察は、男が下見をしていた可能性もあるとみて、捜査しています。

 この事件は今月4日、奈良県香芝市の小学6年の女の子が、リサイクルショップでトイレに向かった後、行方不明になったもので、5日夜、奈良県橿原市の無職、伊藤優容疑者(26)が監禁の疑いで現行犯逮捕されました。

 女の子は両手首を結束バンドで縛られていましたが、目立ったけがはありませんでした。

 警察へのその後の取材で、連れ去られたとみられるトイレから伊藤容疑者の指紋が検出されたことがわかりました。

 「店の従業員が事件前、伊藤容疑者と同じ青色のミニバンを何度も駐車場で目撃していたことがわかりました」(記者)

 警察は、下見をしていた可能性もあるとみています。

 また、今年1月頃には、伊藤容疑者の自宅付近で、当時中学2年生の女子生徒が朝と夕方に2度、不審な男に声をかけられ、家族が警察に相談していたことがわかりました。

 「後ろから追いかけられて前に回られて、『おぅ、姉ちゃんどこ行くの?』(と声を掛けられた)。『(伊藤容疑者の)マンションに住んでいる人や』と娘は言っていた」(女子生徒の父)

 伊藤容疑者は調べに対して、「女の子に興味がわいた」との趣旨の供述をしているということで、警察は関連を調べています。