丸山桂里奈、日米の環境差を説明 選手人口40倍違う 日本にプロはほとんどいない

サッカー女子W杯期間中、様々な形でなでしこ情報をメディアに発信し続けた元日本代表の丸山桂里奈(大阪高槻)が7日、アメリカに比べて恵まれない日本の女子サッカーの現状を改めて公式ブログで訴えた。

丸山は「女子サッカーの中でプロの選手はほとんどいません」という事実を指摘、ほとんどの選手が「昼間働き夜練習のサイクルです」という現実を説明した。

 そして、2010年からフィラデルフィア・インデペンデンスで1年間プレーした経験のある丸山は、決勝戦で日本を圧倒したアメリカとの環境の違いに触れた。

 アメリカでは純粋にサッカーに集中できる環境がある半面、「日本はまだまだ環境が追いついていない部分があります」と説明。その理由として「アメリカのサッカー人気は半端なく、観客数はじめ女子サッカーをしている人口も40倍違います」と、その裾野の広さの違いを強調した。

 だから、なでしこジャパンを強化するためには、なでしこリーグをもっと盛り上げることが必要だと丸山は考えている。

 現役選手がメディアで代表を語ることで、丸山の耳にはいろんな批判の声が届くという。しかし丸山は「しっかりテレビに出て女子サッカーを伝えていけたり、知ってもらいたいからこそやります!それが私に出来る使命だと思ってます!」と、今後もなでしこの盛り上げ役を務めるつもりだ。