コンシェルジュ役演じる三浦翔平が思う“プロ意識”

「僕が演じる本城和馬は、プロ意識が高くて、お客様に対して最高のおもてなしをします。でも、人間としては、少し欠落していて、一緒に働く仲間と仕事以外では口をきかないし、新人コンシェルジュの天野(西内まりあ)に対しても、かなり突き放した言動をとります」

 そう、甘いスマイルを見せて語るのは三浦翔平(27)。この夏は、新ドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)でコンシェルジュ役に挑戦している。

「でも、それって、彼が自信家で、おごってそういう振る舞いをしているわけではなくて、努力に裏打ちされた自信というか。逆に、自信がないからこそ、すごく努力をしている人なんです。シャイなんだろうね。自分を出すのが上手じゃない。僕も、シャイですよ。いや、日による(笑)」

 今回、役作りのために髪の毛を短くカット。姿勢や言葉遣いは、実際のホテルスタッフを観察し、コツを取り入れたという。そんな三浦にとってのプロ意識は?

「自分が間違っていないと思うことは、意見を通します。疑問があれば、そのつど、監督やスタッフと話し合って。やっぱり、ドラマはチームワークですから。また、自分は正しいと思っていても、第三者から言われて気づくこともある。だから、いかに、柔軟に対応できるかっていうのがまず大事だと思います」

 また、物語では、後輩を厳しく指導する本城。三浦も俳優デビューして7年がたち、若手もどんどん増えてきているが。

「僕は、後輩には何も言わない。みんな仕事としてやっているんだから、自分の好きなように、自由にやればいいと思う。西内さんも初主演ですけど、頑張ってますよ。これほどハードなスケジュールで、愚痴ひとつこぼさず、元気にやっている。僕は、本城と正反対というか、全然、キチキチしてないんですよ。何か問題が起こっても、起きちゃったことはしょうがないって考えるタイプだし、悩まない。悩むとしたら、芝居くらいですね」

 大忙しの夏。プライベートでは海に行きたいというが、当分、おあずけだ。

「ハワイに行きて〜!でも、夏だったら、沖縄で十分だなあ。釣りもしたい!今年で最後になるファンミーティングは、会場によって内容も変えて、写真撮影会やライブ、モノマネもやります。ドラマの撮影中で体力が持つか心配だけど、頑張るから、遊びに来てね!」