歴代の便器・浴槽950点 TOTO本社敷地に博物館

TOTO(北九州市)は本社の敷地内につくった博物館「TOTOミュージアム」を24日、報道関係者に公開した。かつて生産した便器や浴槽といった住設製品など約950点を一堂に並べる。最新製品を展示するショールームもある。28日から一般に公開する。入場は無料。

 目玉となる展示は、1964年の東京五輪に合わせて開発し、ホテルニューオータニで採用された日本初のユニットバス。ホテル内の通信関係の作業場として使われていた部屋で、1室分だけ残されていたことがわかり、分解して移設した。

 このほか、日本一高かった「霞が関ビルディング」や旧総理大臣官邸など、歴史的な施設で使われていた便器も展示する。同社が開発した温水洗浄便座「ウォシュレット」も歴代モデルがある。創業間もない時期に作っていたという食器も置かれる。